ETFの流入、10月以来の最長連続記録を達成
米国の現物ビットコイン上場投資信託(ETF)は、2026年3月16日に連続6日間の純流入を記録し、2025年10月以来の最長記録となった。Farside Investorsのデータによれば、月曜日に新規資本として1億9940万ドルを集め、3月9日からの総流入は9億6,280万ドルに達した。
主要商品と資金の流れの内訳
BlackRockのiShares Bitcoin Trust(IBIT)は1億3940万ドルの純流入を牽引し、Fidelity Wise Origin Bitcoin Fund(FBTC)は6450万ドルを追加した。他のファンドは混在した動きを見せ、Bitwise Bitcoin ETFとFranklin Bitcoin ETFはそれぞれ280万ドルと210万ドルの流入を記録した一方、VanEck Bitcoin ETFとARK 21Shares Bitcoin ETFは630万ドルと310万ドルの流出を経験した。
ビットコイン価格の動向との相関
ビットコインのスポット価格は、6日間の期間で12.5%上昇し、65,960ドルから74,250ドルへと上昇した。市場分析家は、米・イランの緊張を取り巻く地政学的リスク感情と石油市場のボラティリティ、そしてインフレ対策としてのデジタル資産に対する機関投資家の関心の再燃がこの上昇の要因だと指摘している。
市場感情指標
ブロックチェーン分析プラットフォームのSantimentは、FOMO(機会損失を恐れる感情)指標が高水準にあると報告した。一方、Crypto Fear & Greed Indexは28へと5ポイント上昇し、“Extreme Fear(極度の恐怖)”ゾーンから脱出した。デリバティブのポジショニングは慎重な強気バイアスを示し、永久ファンディングレートは中立付近に留まり、CME先物のベーシス水準は低い。
業界の含意と見通し
この流入の長期連続は、暗号資産ベースの金融商品への機関投資の採用拡大を浮き彫りにしている。ファンドマネージャーは、規制の明確化とカストディソリューションの改善を主要な実現要因として挙げている。勢いが持続すれば、ビットコインは80,000ドル近辺のレジスタンス水準へ圧力をかける可能性があり、反落リスクはマクロ経済データと政策決定に左右され続ける。
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