REXシェアーズはティッカーDOJEで展開される米国初のスポットドージコインETFの発売を予告し、ミームコイン投資商品の重要なマイルストーンとして位置づけています。2025年9月3日にX(旧Twitter)上で発表されたREX-Osprey™ DOGE ETFは、ビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRP、BONK、TRUMPトークンのファンドを含むETFオポチュニティ・トラストの一部です。
DOGEファンドは「40 Actオープンエンド・トラスト」フレームワークを採用しており、証券取引法の下で取引所の規則変更なしに上場が可能です。この構造は、事後修正(フォーム485(a))と一般的なETF上場基準を活用しています。目論見書は資産の少なくとも80%をドージコインまたは先物やスワップなどのデリバティブを含むDOGE関連商品に配分すると規定しています。全額出資のケイマン諸島子会社が一部のポジションを保有し、親ETFの子会社への投資は規制対象投資会社の税扱いを維持するため25%に制限されます。
この手法は、2025年7月に上場したREX-Ospreyソラナ+ステーキングETFで採用された戦略と類似しており、ネイティブなステーキング報酬取得と「40 Actファンド」構造を組み合わせています。しかしドージコインのプルーフ・オブ・ワーク設計はステーキング報酬を否定しており、直接的な価格パフォーマンスの再現に焦点を当てています。REXのスケジュールによると、上場開始までの最後のステップは登録の承認と取引所の受理です。
市場関係者は、Bitwiseや21Sharesによる従来型スポットDOGE ETP申請が19b-4承認を待っており、これが上場遅延の要因となっていると指摘しています。REXの「40 Act」アプローチは、SECが登録承認を有効とし米国取引所が上場を承認すれば、商品基盤のグラントルトラストよりも先にDOJEをデビューさせる可能性があります。執筆時点でドージコインは約0.2165ドルで取引されており、投資家は目論見書と上場状況の更新を注視し、発売時期の手がかりを探っています。
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